• 運命の分かれ道

    今日は大学の診療がお休みでしたので、久しぶりにゆったり自宅でナイターを見ています。
    今日はあるワンちゃんを紹介します。
    そのワンちゃんは、お腹の中に腫瘍がありました。
    ある病院では「大学病院でCT検査等をしてから手術をするか決めましょう。」と言われました。
    また、ある病院では「その腫瘍は癌の可能性があり、手術をした方が良いけど手術をしても治らないかもしれないし、手術自体も危険であり、老齢だから麻酔リスクもある。」と言われたそうです。
    そこで、僕のところに相談に来られました。
    二人の先生が言っていることは間違いではありません。
    しかし、僕ははっきり言いました(もちろん検査をしてから)。
    「何もしなかったら死ぬのを待つだけだよ、手術しましょう」と。
    と言うのは、お腹の中の腫瘍は動物は何も言わないけれどそれがあるだけでとてもつらく、いつ破裂して大出血を起こすかわかりません。それだけで死んでしまいます。それは癌でもそうでなくても同じです。
    たとえ癌で完治はムリだとしても明らかな転移所見がなければ手術をすることにより、残りの余生をお腹がすっきりした状態で過ごせます。
    もし、癌でなければ手術をすれば治ってしまいます。
    CT検査をしても治療法は変わりません。
    もちろん手術には危険も伴い、麻酔のリスクもあります。
    でも手術をしなければそのワンちゃんには明るい未来はありません(僕はそう思います)。
    そしてご家族は会ったばかりの僕にその子の命をあずけてくれました。
    そして手術は大成功(結構大変でした)。腫瘍は「良性(癌じゃない)」。そのワンちゃんにとって最高の結果になりました。
    結局何が言いたいのかというと、ちょっと乱暴に聞こえるかもしれませんが、条件さえ整えばお腹の中の腫瘍は手術でとってあげることが一番だということです(その条件が大事なのですが)。
    あっドラゴンズ負けちゃいましたね
       

    元気です

    どうも、お久しぶりです。
    前回の日記を書いてから約2ヶ月も経ってしまいました。
    ごめんなさい。でも僕は元気です。
    いつもの言い訳ですが、いろいろやることが多くて・・・
    それでもさすがにこれだけ書かないのは、少なからずこの日記を楽しみにしている世界中の人々に悪いので書いています。
    かといってやはりネタは浮かばす・・・スランプというやつでしょうか。
    ということで、最近の出来事。
    昨日、久しぶりに髪を切ってきました。
    恐らく10年ぶりぐらいの超ショートヘアーです。
    最近前頭部の髪が薄くなってきたような気がしていましたが、まだギリギリセーフのようです。
    でもやっぱり若い頃に比べると若干薄いのは否めない・・・、
    遺伝にも逆らえない・・・。
    ということで、このショートヘアを機に徐々に自分の中で薄毛を受け入れていきたいと思います。
    それでは次回の日記をお楽しみに。
      

    宇宙論

    どうも、5月ももう終わりですね。
    このところいろいろなことがあり、少し落ち込んでいる僕です。
    そんな時に僕は現実を忘れて宇宙のことを考えます。
    ということで雑誌「ニュートン」を買ってきました。そしてたまたま今月号の特集が「宇宙論」でした。
    宇宙は約137億年前に「ビックバン」によって始まったそうです。
    それではその前には何があったのでしょうか?
    今のところその答えは「無」だそうです。
    宇宙に「果て」はあるのでしょうか?
    その答えは「観測できる限りではない」そうです。
    話をもう少し、身近なところに移しましょう。
    宇宙の話を聞くときによく「光年」という言葉を耳にします。これは時間の単位ではなく距離の単位です。光が一年に進む距離(約9460000000000km)です。地球から太陽までは約8光分だそうです。ということは光の速さなら8分で太陽まで行けるということです。でももし本当の「光」ではなく新幹線の「ひかり」だとすると約86年もかかるそうです。現実逃避気味の僕はその新幹線に乗ってみたいなあなんて思ってしまいます。
    宇宙の本を読むといつもそうなんですが、結局僕には理解不能です。
    僕はあまり神様とかは信じないほうですが、宇宙に関してはやっぱ神様が創ったのかなあなんて思ってしまいます。
    しかし、そんな難しい宇宙について日々研究している人たちがたくさんいるわけです。そんな人たちを「莫大な費用と時間をかけて宇宙を研究してどうなるのだ」と思う人もいるかもしれません。でもかの有名なホーキンス博士はこう言っています。「新大陸を目指したコロンブスの航海も当時は浪費と批判されていた。新世界の発見がなければ私たちはビックマックやケンタッキーフライドチキンに出会うこともなかったでしょう」と。
    ということで、僕も動物たちのために日々努力して行こうと思います。 

    何だか泣けてくる

    ご無沙汰しておりました。言い訳になりますが、いろいろと忙しく日記を更新することができませんでした。

    このいろいろは10月まで続きます。

    一つ一つクリアーになるたびにこの日記で報告していきたいと思います。
    そしてその一つが狂犬病の集合注射です。まだ終わっていませんが、どうしても書きたいことがありましたので他の仕事の手を少し休んで書いています。
    去年も書いたようにこの狂犬病の集合注射は存続していかなければいけないことですが、この集合注射に連れてこられるワンちゃんがとてもかわいそうに思えることが多々あります。
    一つは非常に注射を怖がることです。「なつきどうぶつ病院」には注射を嫌がらないワンちゃんが結構います。

    恐らくワンちゃんたちは注射が痛いのではなくその行為が怖いのだと思います。いきなり知らない公園につれてこられていきなり台に乗せられていきなり注射をブスッとされたら怖いに決まってます。台で暴れたり、台に乗るのを嫌がったりする子を怒るなんてもってのほかです。

    自分だって嫌ですよね、想像してみてください。
    それともう一つ、もってのほかなことがあります。

    注射は基本的に「診察台」の上で飼い主さんに押さえてもらって打ちます。

    でも飼い主さんの中には「怖いから押さえられません」とか「抱っこしたことがないので台に上げれません」なんていう人がいます。
    そんな言葉を聞くと僕はなんだか泣けてきます。
    ワンちゃんがかわいそうです。
    不安な気持ちのワンちゃんをギュッと抱きしめて「大丈夫だよ、私がいるからね」と言ってあげて下さい。
    犬を飼う目的はそれぞれ違うと思いますが、飼い主に怖がられたり抱っこしてもらえないワンちゃんは誰を頼って生きていけばいいのでしょうか・・・
       

    映画

    昨日は久しぶりの休日ということで、映画を見てきました。
    見た映画は「犬と私の10の約束」です。
    今日は少し手抜き日記になりますが、この映画の元となった(知っている人も多いと思いますが)作者不明の短編詩「犬の十戒」を紹介します。

    1.私と気長につきあってください。
    2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。
    3.私にも心があることを忘れないで下さい。
    4.言うことを聞かないときは、理由があります。
    5.私にたくさん話しかけてください。
    人の言葉は話せないけど、わかっています。
    6.私をたたかないで。
    本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。
    7.私が年を取っても、仲良くしてください。
    8.あなたには学校もあるし友達もいます。
    でも、私にはあなたしかいません。
    9.私は10年くらいしか生きられません。
    だから、できるだけ私と一緒にいてください。
    10.私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。
    そして、どうか覚えていてください。
    私がずっとあなたを愛していたことを。

    言っていることは当たり前のことなのですが、こうやって文字にすると心に響きます。今回は映画の中で映像と一緒にこの言葉を聞いたら更に響いて少し目頭が熱くなりました。
    この「犬の十戒」これから犬を飼い始めるという人には是非読んでもらいたいなあと思います。 

    継続

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    お久しぶりです。もう3月も中旬です、とても暖かくなってきましたね。
    3月は卒業シーズンということで、僕も昨日無事に一年間通った麻布大学附属動物病院 腫瘍科の研修修了証をいただきました。
    小さな動物病院の院長が週に一回病院から遠く離れた大学の研修生をするということは体力的には少し大変でしたが、あゆみ先生をはじめスタッフのみんなに協力していただいたおかげで頑張ることが出来ました。
    皆様にもご迷惑をかけまして、一年間本当にありがとうございました。
    と締めたいところですが、4月からも同じように研修生を続けさせていただきます。
    この一年でとても成長させてもらいましたが、もっと成長していく為にまた続けさせてもらうことにしました。
    これからもご迷惑をおかけしますが、皆様よろしくお願いします。