北海道一日目
病院を休んでの3泊4日の北海道旅行、ついに始まりました。
本日のメインイベントはなんといっても「セロ君初めての飛行機」です。
中部国際空港(セントレア)で預けて、千歳空港で乗り換えて稚内空港まで約4時間、セロ君は狭いクレートの中で孤独と揺れを相手に戦いました。
稚内空港に到着した我々は一目散にセロの引渡しゲートに向かい待っていました。クレートの中敷きは見事にひっくり返っていましたが、セロは結構平気な顔で僕らとの再会の抱擁もほどほどに平然としていました。
そして僕らは本日のセミメインイベント「日本最北端の地、(北方領土を入れると択捉島 カムイワッカ岬になりますが今回はとりあえず)宗谷岬」を目指してレンタカーを走らせました。
稚内空港から約20㎞、到着した所は人もまばらで何だか寂しい、まさしく「日本最北端の地」でした。そこでしばらくセロとたわむれ 記念撮影を一枚、
これでセロの肩書きは「日本最北端の地に立った犬」となりました。
宗谷岬をあとにした我々は、100km程南下した大学時代の同級生夫婦の家に向かい、そこでおいしいご飯をご馳走になり元気な子供たちと遊びました。そしてそこにセロを預けて近くの初山別というところで一泊しました。
途中で見た星空はとてもきれいでした。
セロもやはり相当疲れたのか、初めてのところでも静かに眠っていたそうです。
行ってきます
早いもので9月ももう中旬ですね、名古屋のどえらい暑い夏もそろそろ終わりを迎えようとしています(それでもまだまだ暑いですが)。
そんな夏の終わりに「お知らせ」でもあるように明日から5日間も 病院のお休みを頂きます。
正直に申しますと、この休みは単なる旅行です。獣医師がたくさん勤務している病院ならまだしも、2人しかいない獣医師が2人ともそろって休みをもらって旅行に行くなんて、大事なたくさんの命を預っている動物病院の院長として失格ですね。ごめんなさい。本当にごめんなさい。
さて、今回の旅行先は北海道です。それも稚内まで行ってきます。向こうはもう寒いようです。
今回、わざわざ病院を休んでまで北海道に行く一番の目的は、我が愛犬「セロ」を涼しくて広い大地に連れて行くことなんです。
なぜ今年の今月なのかというと、北海道といえども夏は暑いし冬は僕らにとって寒すぎる、春はさすがに病院を休めない。ということと、北海道へは飛行機で行くわけで、もちろんセロも乗るわけですが、どうしても貨物扱いなわけで、年を取ってしまうとちょっとつらいかなと思いまして、セロが元気な2歳の秋ということになりました。
ということで、皆様の大切な家族が何事もないことを祈りながら、 明日我々は旅立ちます。
お土産日記、楽しみにしていてください。
優先権
毎週大学に通うことになってから、ほとんど使うことのなかった公共交通機関をよく使うようになりました。そこで結構悩まされるのが「優先席」です。
先日、いつものように新幹線で新横浜まで行き横浜線に乗り換えたわけですが、いつものように満員で人波に流され落ち着いた場所が優先席の前でした。3人がけのシートに座っている3人は決して優先権を得た人間ではなくいたって普通の女性たちでした。
周りにも特に優先権を持った人はいなかったのですが、僕の隣に立っていた中年の男性は荷物がとても多く、疲れた感じでした。でも席を譲るほどの優先権ではないと思われました。
新横浜駅を出て二つ目ぐらいの停車駅で僕のまん前の女性が席を立ちました。先程と周りの状況は変わっていなかったので僕が座っても良かったのですが、隣に疲れた中年がいたので座るだろうと思っていました。
するとどうでしょう、どこからともなく僕と同じくらいの女性が疾風のようにやってきて座ったのです。ありえない、そして何だか悔しい。
ということで、しばらくしてその女性が電車を降りたので僕は周りに優先権を持った人がいないのを確認してその席に座りました。
しかし、座って周りを見渡すと優先予備軍がたくさんいるではないですか。
そんな人たちには席を譲ることが出来ない小心者の僕ですが、結局落ち着かずしばらくしてその席を立ってしまいました。
結局何が言いたいのかというと、「優先権の見極めは難しいな」ということです。
それと、僕みたいな小心者は座るべきじゃないなということです。
逆に、我こそはという優先権ホルダーの方々は堂々と優先席のまん前に立つようにしてください。
猫に小判
昨日は通っている大学病院がお盆で休診だったため、僕にとって久しぶりの完全な休日でした。日曜や祝日は診療が午後2時までなのでそれから少し体を休めたり、遊びに行ったりはしましたが、朝から一日休みというのは4月5日以来でした。
久しぶりに寝坊ができると言うことで、遅くまでテレビを見て夜更かしをしたのですが遠足や運動会の日の小学生の様に朝早くから目が覚めてしまい、結局いつもよりも早い起床になってしまいました。
しかし、休みだからといって特別な趣味もない僕は何もすることもなく、あゆみ先生は遠くから来た友達のお相手で忙しく、普段なかなか一緒に行けないセロ君の散歩に行ったぐらいで貴重な休日が終わってしまいました。
僕にとって休みは「豚に真珠」だったようです。
ということで、また今日から日常が始まりました。
実は9月中旬に病院を少しお休みして旅行を計画しております。
非常に勝手なことでご迷惑をおかけしますが、お許しください。
詳細は「お知らせ」をご覧ください。
そしてまた日記にも書きたいと思います。
よろしくお願いします。
妄想癖
昨日は日曜日ということで仕事が早く終わったので「東海地区最大級の遊園地 長島スパーランド」に花火を見に行ってきました。
東京の有名な花火大会と比べると物足りなさは否めませんが、久しぶりに見る花火はとてもきれいでいいものでした。
夕方に到着した僕らは花火までに少し時間がありましたので、遊園地のアトラクションを楽しみました。
僕はこのアトラクションを待つ長蛇の列や「きゃーきゃー」言いながら楽しんでいる大勢の人たちを見ると「これが人間じゃなくて象だったらおそろしいなあ」とか「だんご虫だったらどうなっちゃうんだろ」と、待ち時間に一人で想像してちょっとニヤニヤしてしまいます。
でも考えてみてください、たくさんの象たちがジェットコースターを楽しみに並んで待っているんですよ、だんご虫だったら回転中に丸くなってしまって落っこちそうですよね。
と、花火を見に行きましたということで始まった日記でしたが変なお話になってしまいました。
ということで、まだまだ暑い日は続きそうですが暑い日が続くと怪しい人も増えてきますので皆さん気をつけてください。
夏本番
昨日、この夏はじめてセミの声を聞きました。
子供の頃、自称「昆虫博士」だった僕はよく蝉取りをしたものです。
セミといえば「大人になるまでに7年もかかって大人になったと思ったら1週間で死んでしまう」といった一生だったと思います。
子供の頃はこれを聞いて、「せっかく大人になっても1週間しか生きれないなんてかわいそうだなあ」なんて思っていました。
でもよーく考えると外敵がいる上の世界よりも比較的安全な土の中で青春(子供)時代を過ごせるなんてもしかしたら幸せかもしれませんね。
ということで、何を言いたいのかよく分かりませんが、とにかく非常に暑くなって来ました。
毎年書きますが、この時期くれぐれも熱中症には十分気をつけてください。
毎年書くと言うことは、毎年必ず熱中症になる子がいるからです。
先程(夕方6時過ぎ)ワクチンで来院したワンちゃんは病院までの数kmの道のりを歩いて来てくれたのですが、体温を測ったら40.2℃もありました。息切れもしておらず、見た目は全く平気な様子なのですが、汗をかけず全身が毛で被われているワンちゃんの体温は非常に高くなっているんです。
この子は涼しい病院でしばらく休んでもらい、帰りは電車で帰ってもらいましたが病院がもう少し遠かったら熱中症になっていたかもしれません。
僕らが暑いと思ったらワンちゃんはもっと暑いんですよ。
今日の昼間暑い外を歩いていたら、日傘をさした涼しげなマダムがワンちゃんを散歩してました。もちろんワンちゃんには暑い日ざしが照り付けてます。
んーありえない。