• 言い訳日記

    最近日記を更新するペースがかなり落ちてきていますが、その言い訳を含めて普段の僕の一週間を紹介します。
    朝は遅いほうで起きるのは8時過ぎです。朝ごはんを食べて歯を磨いて服を着替えて出勤(二階から一階に降りるだけ)がてらセロ君の簡単な散歩をします。そして入院中の動物たちの治療を行います。
    9時を過ぎるとこの忙しい時期はお昼までずっと診察です。大体の獣医さんは立って診療を行っているようですが、僕はよく座って診療をしています。これだけでも体力的には助かります。
    午前の診療が終わると手術が始まります。木曜日と日曜日以外毎日のように手術をしています。ほとんどが去勢や避妊手術などの比較的難しくない手術なので2時前には昼ごはんを食べることが出来るのですが、当院は腫瘍の手術も多く難しい手術となると2時間から3時間もかかってしまい、午後の診療開始時間である4時に迫ってしまいます。そうなるとスタッフが順々にご飯を食べに行きます。そして夜8時まで診療です。掃除や入院動物の治療を終える頃には9時近くなっています。それから夜ご飯です。これであとは寝るだけだと思っていると不意に電話が鳴り、夜間の緊急診療を行うこともたまーにあります。夜の診療が無ければテレビを見ながら1時ぐらいに眠りにつきます。月、火、金、土は大体こんな感じです。
    と、診療の合間合間に書いていたらもう8時、今日はこのぐらいにして次回は水曜と木曜の日常を書きます。 

    一番大切なもの

    現在「なつきどうぶつ病院」では「お知らせ」でもあるように、「動物看護士」を募集しています。
    既に何人かの問い合わせがあり面接や実習が始まっています。
    この「動物看護士」という仕事、僕だったら絶対にやりたくない職業です。
    何故なら、「きつい」「危険」「くさい」「(院長が)怖い」などなど、嫌なことをあげたらキリがないからです。それでもこの仕事がしたいということは動物が好きで好きでしょうがないからなのでしょう。逆に好きでなければ絶対に出来ない仕事です。
    この仕事を選んでいる時点で恐らく「動物が好き」ということは間違いないと思いますが、僕が看護士さんを採用する上で一番大事にしたいことはインディアンが持っている「軽い槍(ヤリ)」ではなく「重い槍(思いやり)」です。
    言葉を話せない動物に対して「思いやり」を持って接しないと動物たちの小さな訴えを読み取ってあげることが出来ません。
    入院をしているワンちゃんやネコちゃんの不安な気持ち、ご飯が食べられないつらさ、本当は違うところがつらいんだけどという訴えなどなど、そんな気持ちを察してあげられる看護士さんの「思いやり」のおかげで治すことができた病気は数え切れません。
    いくらかよわくて力がなくても、物覚えが悪くても、どんなにのろまでも「思いやり」があればその子には見込みがあります。絶対に動物看護士の世界において一流になること間違いないと思います。
    ということで、久しぶりの日記にもかかわらず何も面白くなく僕らしくないちょっとまじめなものになってしまいましたが、本日電話である筋から「早く日記更新してよー」なんて言われてしまったもんですから、ちょっと思いのままを書いて見ました。
       

    ねこのはなし

    natsuki_739774468323497a

    昨日、我が愛猫ディーディー君の手術を行いました。
    「会陰部尿道ろう形成術」という手術でネコちゃんに多い「膀胱結石」や「尿道結石」の子に対して「尿道閉塞」を起こさせないようにする手術です。
    この病気はお薬や食事管理でコントロールできることも多いので手術をしなければいけない子はそれほど多くありませんが、ディーディー君の場合は何度も繰り返し手術をしないといけない状態でした。
    この手術は難しい手術ではなく、うまくいけばこれまでの苦痛や苦労がいっぺんになくなるよい手術なのですが、しばらくは手術の痕がとても痛そうなのでこれまで少し手術を躊躇していました。しかし、最近のとても苦しそうにトイレに座っている姿を見ているとそうは言ってられませんでした。
    手術はうまくいき、詰まっていた石も全て取り除くことが出来ました。
    今は、病院の入院室で不満そうに静かにしています。
    ディーディー君お疲れ様でした。
    猫の話しついでにもう一つ。
    いま病院にとてもかわいい3匹の子猫がいます。
    この子達は心無い誰かに捨てられたのを心優しい人に拾われ、今はその人と病院のスタッフで育てています。拾われた当初はぐったりしていて鼻や目がグジュグジュしていましたが今はすっかり元気です。
    ミルクを飲んでいる時や寝ている姿は本当に癒されます。
    もし「ネコほしいなー」なんて思っている人がいたらご一報ください。
    早い者勝ちですよ。(実物は写真より断然かわいいです)
       

    ゴールデンウィーク

    ゴールデンウィークももう終わりですね、皆さんはどこかに行って来たのでしょうか?
    この「ゴールデンウィーク」という言葉は僕にとって小さい頃から今に至ってもずっと無縁のような気がします。
    なぜなら僕の生まれ育った実家は自営業(酒屋)をしており、働き者の父は日曜も祝日もお店を開けていたので「連休を利用して家族旅行」なんて事は全くありませんでした(そのかわりおじいちゃんにはいろいろと遊びに連れて行ったもらってました)。中学や高校のときは野球に明け暮れていましたから休みの日も練習か試合で汗を流していました。大学生になると時間はたっぷりありますからゴールデンウィークの混雑する時期にわざわざ遊びに行くようなことはしませんでした。
    そして7年ちょっと前に獣医師という仕事についてからは病気は休んでくれませんからどうしても仕事になってしまいます。
    なつきどうぶつ病院は日曜も祝日も診療をしていますが、それでも午後2時で終わることと入院しているワンちゃんやネコちゃんの世話を任せられる有能なスタッフがいますので今年は少し楽しめた気がします。
    明日から日常が始まりますが、連休明けは病院が混雑することが予想されます。なぜなら慣れない旅行先で体調を崩したり、山や川で怪我をして帰ってくるワンちゃんがいたり、いつもより少し長い留守番でストレス性の病気になってしまうネコちゃんがいたりするからです。
    そう言いながらうちのセロ君も先日の木曜日に連れて行った岐阜の山でマダニを付けて帰ってきました。ダニ予防の薬を付けていたので問題はありませんでしたが、山や川でかなりの数のマダニを付けて帰ってくるワンちゃんは多いですよ。チェックしてみて下さい。
    それでは、人間も動物もしっかり体調を整えて明日からがんばりましょう。
       

    ROCKY BALBOA

    昨日は忙しい合間を縫って映画「ロッキー・ザ・ファイナル」を観てきました。やっぱロッキーはいいですね。
    「ロッキー」と僕はいつ出会ったかは覚えていませんが、いつの間にか僕はロッキーの大ファンになっていました。
    高いところに立つとなぜか両手を上に上げて飛び跳ねてしまいます。
    山に登ると「ヤッホー」の代わりに「エイドリアーン」と叫んでしまいます。
    高校時代、学校に行く前に生卵を飲もうと思いましたが出来ませんでした。
    何かを始めるときは「パーパーパーパカパーパカパン、パーパーパーパカパーパカパン、パーパカパー・・・・、チャラーラーチャラーラー・・・」と頭の中でロッキーのテーマが流れます。
    何かを成し遂げたときは「ジャーン、チャララチャーチャチャラチャララ、チャラチャーチャチャーチャチャララ、チャララ・・・・」とあの試合終了のときのいつもの感動の曲が頭の中で流れ出します。
    (この「チャラーラー・・」とか「チャチャラチャララ・・・」はちょっと表現がへたくそかもしれませんが、田村けんじの「ちゃぁ」とは違います)
    人にはそれぞれ思い入れのある映画や音楽などがあると思います。失恋したときや仕事に失敗したとき、親友とけんかした時や大切な家族が亡くなった時など、そんな時にはその映画や音楽がその心を癒してくれるのだと思います。
    もし今悩んでいる人がいて、どんな映画や音楽でもその心が癒えないのであれば僕はロッキーをお勧めします。
    まずは「ロッキー」から「ロッキー5」までのビデオかDVDを買うか借りるかして観てください。そして劇場で「ロッキー・ザ・ファイナル」を観てください。きっとどんな悩みも吹き飛んで「明日からがんばるぞ!」という気持ちになると思います。
       

    使命

    我々獣医師の使命は獣医師法によると「動物の診療や保健衛生指導などを通して動物の保健衛生、畜産業の発展、公衆衛生の向上に寄与すること」だそうです。
    日々の診療では、目の前にいる動物たちの病気を治したりその子たちが病気にならないように予防をすることに全力を注いでいるわけですが、それだけでは獣医師としての使命を果たしていないようです。
    なぜいきなりこのような事を書き始めたかというと、本日わたくし「狂犬病予防集合注射」に名古屋市獣医師会会員獣医師として行って参りました。
    まさしく「公衆衛生の向上」という使命を果たしてきたのです。
    しかしながら近年、動物病院に通うワンちゃんが増えてきたことや衛生面、安全面などからこの集合注射での注射接種頭数は減ってきているようです。狂犬病に対する意識も薄れてきているのかもしれません。
    それではこの「集合注射」必要なんでしょうか?
    必要です。
    もし万が一、狂犬病が日本で発生したらどうなるでしょうか。
    恐らく人間を含む可能な限りの動物たちへの狂犬病予防接種がいっせいに行われると思います。
    そんな時はもちろん「集合注射」ですが、毎年当たり前のように行ってきた我々はその任務を難なく遂行できるでしょう。普段から行っていないといざというときに出来ないのです。
    集合注射は狂犬病を発生させないために行うものですが、万が一に発生したときのためでもあるのです。
    ということで狂犬病の集合注射を一日やっただけですが、なんか大きいことをやってのけた気分の僕でした。