本当は痛いんだけど…
当たり前のことですが、動物にも手術をすることがあります。僕はもともと大学で外科学教室に所属していたこともあって、動物にとって良いことであれば迷わず手術を勧めます。病院を開いて約3ヶ月が経ち、手術をすることも増えてきました。そこで、つくづく思うのが「動物は強いな」ということです。おなか大きく開ける手術や骨折の手術なんかでも麻酔が覚めるとほとんどの子が元気にしています。家族の方たちが面会に来ると尻尾を振って喜びます。人間だったら盲腸の手術でも一週間入院です。笑っただけでもすごく痛いです。なぜでしょうか?
僕が思うにはきっと精神力の違いだと思います。動物たちだってきっと痛いと思います、でも痛がってもしょうがないし弱みを見せたくないのでしょう。それか僕の腕が良すぎるのかもしれませんね。
おなかの中に大きな腫瘍ができていても多くの動物たちは元気だしご飯も食べます。でもほんとはつらいと思います。
動物たちは実は我慢をしているかもしれません、その上言葉もしゃべれません。そんな動物たちの小さな変化を皆さんは見逃さないでください。
今日はなぜこんなことを書いたのか自分でもわかりませんが、心が向くままに書いてみました。