病院の選び方
今日は日曜日ということで病院は14時で終わりましたがお預かりの子が2人(犬)いて外出ができないので、その子たちの様子を見ながら書いています。しかし、今日もこれといった出来事がなかったので僕が書くのもなんですが結構質問される「良い病院の選び方」でも書こうと思います。
まず第一の条件は「近い」ということでしょうか、何かあったときにすぐにつれていける、または来てくれる病院が一番だと思います。
しかし、病院は病気のときだけ行くわけではなく、健康診断やワクチンなど元気なときにも行くので先生との相性も大事だと思います。難しいかもしれませんが僕は動物たちが喜んで病院に入ってきてくれることが理想だと思います。また、動物だけではなく飼い主との相性も大事で、話がおもしろいとかわかりやすいとかまゆげが濃いとか・・・。とにかくその先生のことを信頼できなくてはいけません。
しかし逆に信頼しすぎても危険な場合があり、治療していても全然治らない場合はセカンドオピニオンとして違う病院にいくことも必要です。獣医師は人の医師と違ってすべての疾患を診なくてはいけません。しかし、誰でも得て不得手があります、すべて得意なら良いのですが、そうでない場合は正直に「自分ではわからないから・・・先生を紹介します」といってくれる先生もある意味良い獣医師ではないでしょうか。そういった場合は獣医師間のネットワークが大事です。どこどこの研究会に所属しているとか、「学会のため休診します」ということがよくあったりとか、獣医師会に入っているとかひそかにチェックしておくと良いかもしれません。
最後に大事なこととして「値段」だと思いますが、最近は動物病院もディスカウント化しており、僕らのような小さな病院では太刀打ちできません。安いに越したことはないと思いますが、わが子が病気になったことを思って信頼できる先生を一人か二人見つけておくと良いと思います。きっと治療費に関してはどの病院もそんなには変わらないと思いますよ。
長くなりましたが簡単にまとめると理想の動物病院は「家に近くて自分とも動物とも相性が良くていろんな先生と仲が良くてたくさん勉強してそうな、安い病院」ということでしょうか。
そうなると少し自分の病院に自身が持てなくなってきそうですが、これからも「良い獣医師」めざして日々精進したいとおもいます。
※これは僕の一意見です。異論、反論はあると思いますが許してください。