再来年は無理かな?
11月になりました。日中は暑くもなく寒くもなく、短いオープンカーシーズンの到来ということで、今日は空いている時間に愛車MGFの洗車をしました。何ヶ月も洗っていなかったのでとてもきれいになった気がします。前にも書きましたが、もう4年以上も乗っています。愛着はあるのですがかなりボロがきているので早く買い換えたいなあと思っています。しかし、どうしてもオープンカーというこだわりがあるのでカッコいいのは高くてまだまだ買えそうもありません。 動物病院というのは、まだまだ保険制度が浸透していないので診療費が高いと思われがちです。また、テレビに出てる一部の獣医師が高級車や高級時計をもっているのを見て、友達から「動物病院はもうかるんでしょ?」なんて聞かれる事も良くあります。獣医師という仕事はとてもやりがいのある仕事ですが、割が合わない仕事のひとつでもあると思います。何が割が合わないかを書いていくとただの愚痴になってしまいますので書きませんが、そのご褒美に車や時計を買う気持ちは最近とてもわかってきました。忙しくなると暇がないから車ぐらいしか楽しみがないのかもしれませんね。 ということで、僕もMGFの車検が切れる再来年にはポルシェが買えるように頑張って働きたいと思います。 |
入院
病気の動物たちにとって入院というのは非常にストレスだと思います。
人間のようにベッドがあってテレビがあってみんながお見舞いに来てくれる「少しぐらいなら入院生活もいいなあ」なんて思えるものとは全然違います。
一日中一人で狭い部屋のなかにいるのですから。なので基本的に動物の入院は短いのだと思います。それを考えると避妊手術(卵巣子宮摘出術)なんて人間で考えたら大手術ですが、早い子は次の日に退院させるのも理解していただけると思います。
昨日、病院に大型犬用の入院舎が導入されました。大人が3人程座れちゃうくらいの大きさです。愛犬セロ君を入れてみたら格子の隙間から出てきてしまいました。セロ君にはまだ大きすぎたようです。
来月にはようやく猫用入院舎が導入され(現在は犬猫兼用です)、入院室が猫用と犬用に分けられると思います。
これからもどうしても入院をしなければいけない動物たちのために、少しでもストレスを減らせるように改善していきたいと思います。
(最近日記がまじめ路線になってきた様な気がします。僕として、これはこれでいいのかなあと思う今日この頃です。)
サハール
今更ですが今日は病院名が「なつきどうぶつ病院」になったいきさつを書きたいと思います。当然のことながら院長である僕の名前が「なつき(伊藤夏樹)」だからですが、これは僕がすすんで付けたわけではありません。何個かあった候補の中から選ばれました。病院名が自分の名前(苗字ではなく)なんて恥ずかしいし、僕自身は「○○クリニック」とか少しスマートなイメージの名前が希望でした。それではどうして決まったかと言うと、最終的には「占い」でした。よくあたると評判の占い師によれば、この名前にすることによって病院に来る動物たちがみんな幸せになるそうです。僕はもともと占いには否定的ですが、そういわれると否定する理由もないのでこの病院名に決めました。知り合いからは「奥さんも獣医さんで一緒にやっていくのにその病院名はどうなの?」なんて言われますが、何をかくそう、占い師というのは奥さんのお母さんなので文句もないと思います。
最近は電話で「はい、なつきどうぶつ病院です。」と言うのも慣れてきました。今まで来た動物たちがみんな幸せになったかどうかはわかりませんが、そうなるようにそしてお義母さんの占いに泥を塗らないようにがんばりたいと思います。
復活の予感
愛猫ティガ君が肝臓病を患ってもう2週間以上経ちました。皆様にも心配をかけていると思います。当初は食べ物を見ただけで吐き気をもよおしてしまうほどつらい状態でしたが5日ほど前から自分でご飯を食べるようになり、肝臓の数値も大分下がってきました。はじめの状態を考えると奇跡的な回復です。それもこれもすべて僕の・・・と言いたい所ですが、今回ティガ君がこれほど回復できたのはすべてあゆみ先生のおかげと言って過言ではないでしょう。彼女の献身的な看病のおかげでティガ君は元気になってきました。
人も動物も病気になったときはこういった女性のあきらめない強さと献身的な優しさが必要なんだなと実感しました(もし僕が病気になっても同じように看病してくれるのかなあ)。
まだまだ油断は許されない状態ですが、今度は「全快」という題でみなさんにお知らせできるようにしたいと思います。
ひととして
病院にはいろいろな動物たちが来院しますが「ノラ猫」をつれてこられることも多いです。つれてこられる状況は様々です。
「増えてしょうがないから不妊手術をしてほしい」
「道路で倒れていた」
「怪我をしてるようだ」
「ダンボールに子猫が入っておいてあった」などなど。
僕はそういう猫を連れてきた人に対してある程度治療費を請求します、そして治療後の世話もお願いします。少し冷たいと思われるかもしれませんが、理解してほしいと思います。
実際、皆さんいらないと言っても治療費を払ってくれたり、里親を一生懸命探してくれます(この町の人はみんないい人たちです)。
昨日も死にそうな状態で運ばれてきたネコちゃんが元気になりとても優しい人に引き取られていきました。
しかし昨夜、僕が人として一番許せないことがありました。
昨夜は妻と外食をしました、帰ってくると玄関の階段の下に猫が入っていそうなピンクのかわいいキャリーバックがおいてありました。僕が神奈川の平塚で勤務していたときもこういうことはたまにあったので、「子猫でも捨てていったんだろうな」と思い、ふたを開けたらなんとおおきなかわいいネコちゃんがいるではないですか、そしてその瞬間ネコちゃんはびっくりしてどこかへ行ってしまいました。探してももうどこにもいませんでした。不用意にあけた自分を責めましたが、同時にその子をおいていった人に怒りを覚えました。
「何も言わず大きくなった猫を人の家の玄関先においていく」
これは「幼稚園ぐらいの自分の子を捨てる」と同じです。
どんな事情があるか知りませんが人として最悪最低です。今頃そのネコちゃんは右も左もわからないところで震えながら飼い主に見つけてもらえるのを待ってるのだろうと思うとほんとに悲しいです。
少しの期待を持って玄関先にはまだそのキャリーバックをおいてあります。
ネコちゃん帰ってこないかなあ
公園デビュー
昨日、愛犬セロ君と庄内緑地公園に行ってきました。初めての公園でした。元気に走り回るセロと一緒に走ったらすぐに息が切れてしまいました。これからどんどん大きくなって運動要求量も増してくると一緒に走るのは無理だから呼んだら戻ってくるように早く教えようと思いました。
走っているセロを見て改めて痛感しました、犬はやっぱそとで走り回って遊ぶのが大好きなんだなあと。みなさん、ワンちゃんたちの散歩を簡単な家の周り一周ぐらいで済ませてませんか?大型、小型関係ありません、たまにでいいので広い場所で思う存分走らせてやってください。しつけがうまくできないと嘆いている飼い主さん、ワンちゃんの要求に答えてあげるのも信頼されるリーダーの条件だと思いますよ。
ということで、今回は日記で自分にプレッシャーをかけてみました。