• 外耳炎ってどういう病気?

    外耳炎ってどういう病気?

    最近、朝晩は涼しく感じられるようになってきましたがまだまだ名古屋は日中暑いです。暑い時期に多い病気の一つとして、外耳炎という病気があります。皆さんも一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか?

    耳の構造

    「外耳」とは、集音器ともいえる耳介から外耳道、鼓膜までの部位をいいます。 犬や猫の外耳は中間部分でL字型に折れ曲がっているため人に比べ外耳炎が起きやすい構造になっています。また犬はアポクリン腺という脂質を分泌する腺が発達しているので人に比べて耳垢が多くなります。
    1201

    主な原因

    耳ヒゼンダニ

    耳ヒゼンダニとは、通常耳の中(外耳)にだけ寄生する、長さ0.2~0.3ミリほどのダニの一種です。普通は、子犬の時に母犬から感染することが多くみられますが、時には耳ヒゼンダニに感染した犬に接触して感染することもあります。体毛に付着した幼ダニや成ダニが耳の中に到達して定住して耳垢などを食べて繁殖します。成ダニは卵をどんどん産み、その卵から孵化した幼ダニが成長してさらに繁殖します。かゆみがあり、耳垢は黒色や茶褐色のものが多いです。

    マラセチア

    マラセチアとは、酵母菌の一種であり真菌(カビ)の仲間です。このマラセチアは正常な犬や猫の耳道内にも存在していて普段は病原性を示しません。ところが、何らかの原因で犬の免疫力、抵抗力が低下したり、すでに外耳炎の兆候があったり、脂っぽくベタベタした耳垢がたまりやすいといったような環境が整っていたりすれば、マラセチアなどが外耳で繁殖することになります。またアレルギー疾患などと関連して二次的に発生しやすく再発や慢性化することがあります。耳垢は茶褐色のものが多く、独特なにおいがあります。

    細菌

    マラセチアと同様に正常な耳道内にも存在していますが、何かの影響で繁殖し症状を示します。 耳垢は繁殖している細菌の種類にもよりますが黄色や緑黄色ものが多く、痛みを示すこともあります。
    ではさっそくワンちゃん、ネコちゃんの耳の中をチェックしてみましょう。
    1202
    どうでしたか?心配なようだったらぜひ一度動物病院に行ってチェックしてもらってください。また、耳は日ごろのケアも大切になります。間違ったケアをしていると外耳炎を悪化させてしまうこともありますのでぜひケアの仕方も一度見直してみてください。
    最後にちょっと、人・犬・猫の聴力を調べてみました。資料により若干違いがありますが低音に関してあまり差はないようですが、高音は人では2万ヘルツ、犬では4万ヘルツ、猫では6万ヘルツ以上の音を聞く能力があるそうです。 ネコちゃんってすごいですね。