夏になると多い病気は?
夏になると多い病気は?
そろそろ暑くなり、夏を思わせるような陽気になってきました。
夏になると断然増えてくるのが耳の病気も含む皮膚病です。
外耳炎については前回お話したので今回は皮膚の病気について詳しく説明したいと思います。
まず、ヒトとワンちゃんの皮膚の構造の違いをみてみましょう。
(資料提供:ゼノアック)
このように、ヒトと比較すると角質・表皮ともにとても薄く、ヒトよりワンちゃんの皮膚はデリケートだと言えます。そのため、被毛によって皮膚の弱い部分をカバーしているとも言われています。
さらにヒトとワンちゃんでは皮膚のペーハー(pH)も異なります。ワンちゃんは、ほぼ中性のpH7.5前後ですが、ヒトは弱酸性のpH5.5です。ですから、ワンちゃんにはその皮膚の状態を考慮したシャンプーを選ぶことが重要になるでしょう。
皮膚病は、大きく4種類分けられます。
①寄生虫による皮膚病
②アレルギー性皮膚病
③細菌性皮膚病
④真菌性皮膚病
その他には、ホルモン性の皮膚病や腫瘍などもあります。
皮膚病にかかるとかゆみなどでワンちゃんはとてもストレスを感じます。
日ごろからスキンシップをとるついでに皮膚の状態をチェックしてあげましょう。この時期は特に換毛期で毛が抜けやすいです。ブラッシングをしたりこまめにシャンプーをしてあげましょう。