冬になると多い病気は?
冬になると多い病気は?
最近、寒くなってきましたね。これから冬本番と言ったところでしょうか。
これから寒くなり気温が下がると多くなる病気の一つとして尿石症という病気があります。これは膀胱や尿道などに石ができ、おしっこに血が混ざったり、おしっこがでにくくなったりする病気です。寒くなった為に運動量が減ったり、水を飲む量が減ることにより起こりやすいとされています。ひとつでも思い当たることがあったら、動物病院に相談してください。
どうして尿石症になっちゃうの?
◆ 尿路の感染
特に犬では膀胱炎などの感染により、尿の pH がアルカリ性になったり、尿石のもととなるアンモニウムが増加して、ストルバイト尿石が形成されやすくなります。
◆ 不適切な食事
ミネラルバランスの不適切な食事により、尿の中にリン酸、アンモニウム、マグネシウムなどが多量に排泄されるとリスクが高まります。
◆ 尿のpH
尿のpH が酸性・アルカリ性のどちらかに偏っていると尿石ができやすくなります。
◆ 尿量・排泄回数
水を飲む量が少なかったり、トイレを長時間我慢したりすると尿が濃縮され、尿石ができやすくなります。
結晶から尿石ができるまで
◆ 適切な食事管理
マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを適切に調整し、尿pH のバランスが最適となっている食事を与えましょう。動物病院に聞いてみてください。
◆ 水分を十分にとらせる
いつでも新鮮な水が飲めるようにしてあげましょう。
◆ 環境を整える
特にネコちゃんはきれいなトイレを好みます。汚れているとおしっこを我慢することがあるため尿石症にもなりやすくなります。
また冬は暖房を入れる為、部屋を閉め切ってしまいトイレが別の場所にあるとおしっこに行けなくなることがあります。ドアを少しあけておくなど工夫をしてあげてください。
ぜひ、これからワンちゃんやネコちゃんのおしっこの状態をチェックしてあげてください。