• 一番大切なもの

    現在「なつきどうぶつ病院」では「お知らせ」でもあるように、「動物看護士」を募集しています。
    既に何人かの問い合わせがあり面接や実習が始まっています。
    この「動物看護士」という仕事、僕だったら絶対にやりたくない職業です。
    何故なら、「きつい」「危険」「くさい」「(院長が)怖い」などなど、嫌なことをあげたらキリがないからです。それでもこの仕事がしたいということは動物が好きで好きでしょうがないからなのでしょう。逆に好きでなければ絶対に出来ない仕事です。
    この仕事を選んでいる時点で恐らく「動物が好き」ということは間違いないと思いますが、僕が看護士さんを採用する上で一番大事にしたいことはインディアンが持っている「軽い槍(ヤリ)」ではなく「重い槍(思いやり)」です。
    言葉を話せない動物に対して「思いやり」を持って接しないと動物たちの小さな訴えを読み取ってあげることが出来ません。
    入院をしているワンちゃんやネコちゃんの不安な気持ち、ご飯が食べられないつらさ、本当は違うところがつらいんだけどという訴えなどなど、そんな気持ちを察してあげられる看護士さんの「思いやり」のおかげで治すことができた病気は数え切れません。
    いくらかよわくて力がなくても、物覚えが悪くても、どんなにのろまでも「思いやり」があればその子には見込みがあります。絶対に動物看護士の世界において一流になること間違いないと思います。
    ということで、久しぶりの日記にもかかわらず何も面白くなく僕らしくないちょっとまじめなものになってしまいましたが、本日電話である筋から「早く日記更新してよー」なんて言われてしまったもんですから、ちょっと思いのままを書いて見ました。