• がん検診

    昨日、一昨日と病院をお休みさせていただき神奈川県の麻布大学で行われた日本獣医がん研究会に行ってまいりました。
    今回のメインテーマは「泌尿器腫瘍」でした。泌尿器とはいわゆるおしっこ関係の器官ことで、主に腎臓、尿管、膀胱、尿道のことを指します。
    これらに出来る腫瘍は比較的少ないほうですが、おしっこに関係するものですから進行してしまうと非常に悲しい結末になってしまいます。
    腎臓の腫瘍は初期では全く症状が出ないことが多く、おなかの奥(背中側)にあるため特別な検査(超音波検査等)をしなければ発見できません。
    膀胱の腫瘍も初期では症状がなかったり、あっても膀胱炎の症状に似ていることも少なくないため「腫瘍」という診断が出るまでに時間がかかってしまうことがあります。
    そこでこの日記を読んで自分のワンちゃんやネコちゃんが少し心配になってしまったそこのあなた、これを機会にかかりつけの病院で健康診断を受けるといいかも知れませんよ。
    でもまちがっても「腎臓診てください」とは言わないほうがいいですよ。
    「ちょっとへんな人が来た」と思われます。