手術の心構え
現在夜の12時少し前です。今日は先ほどまで手術をしていました。
皆さんご存知のように獣医には外科も内科も皮膚科も肛門科もありません、基本的にはすべての科をこなさなければいけません。ですが、どちらかというと僕は外科よりです。いわゆる手術を得意(?)としています。
手術で治る可能性が少しでもあれば僕は手術をお勧めします。しかし、お薬でも副作用があるように、手術にも当然リスクがあります。飼い主の立場からは手術はしたくないのが当然だと思います。
僕が手術を勧めると「手術しか助かる方法はないのですか?」とか、「お薬では治りませんか?」などと聞かれることもよくあります。
他には「絶対に治りますか?」とか、「死ぬことはないですよねえ」なんてことも聞かれます。
その病気に対してあらゆる治療法を説明してその中から僕の中で一番よい方法として手術をお勧めしているわけですから、質問の答えとしては少し困ってしまいます。
しかし、家族の手術に対してそういった質問が出てくるのも当然だと思います。
そこで、僕からのアドバイス。もし、皆さまの愛する動物が病気になってしまって先生に手術を勧められたら・・・
①先生のことを信頼しているのであれば迷わず手術。
②ちょっと不安ならば、納得できるまで話し合う。
③信じられないなら違う病院に行く。
基本的にどんな先生も動物を助けたいという気持ちは変わりません。しかし、思い通りの結果にならないこともあります。そんなときに後悔するのが一番つらいことです。皆さん、いざという時の為に信頼できる獣医さんを見つけておきましょう。僕も多くの人に信頼されるように頑張ります。