• 感謝

    昨日こんなことがありました(少し長くなります)。
    いつも僕はお昼の休み時間にセロ君の散歩に行くのですが、昨日は銀行に行く予定があったので奥さんの夜ご飯の買い物もついでにということで、セロ君を連れて奥さんと散歩に出かけました。銀行では奥さんとセロ君が外で待ちぼうけ、買い物中は近くの公園で僕とセロ君で追いかけっこをしていました。そして奥さんが公園に迎えに来て、家に帰りました。
    家に着いたとたん電話が鳴りました。
    「はい、なつきどうぶつ病院です。」
    「○○警察ですが、伊藤夏樹さんはいらっしゃいますか。」なんと警察からです。
    「伊藤夏樹は私ですが・・・」何事だろうと内心はどきどきです。
    「交番に通帳が届けられました、取りに来てください。」えー、後ろのポッケに入れておいたはずの通帳とカードがなーい。
    「分かりましたすぐ行きます、○○警察署ですね。」
    なにも慌てる必要はないのに、あまりにもありえない出来事に僕はとりあえず財布だけをもって病院を飛び出しました。
    そして交番で無事に通帳とカードを返してもらいました。
    「御礼をしたいのですが、連絡先を教えてもらえますか。」と聞くと、「拾われた方はお礼等は放棄して帰られました。」とのことでした。
    なんてすばらしい方でしょうか、わざわざ交番に届けてくれただけでもすばらしいのにお礼もなにもいらないなんて。見習わなければいけません。
    いいことをするということで人は何か見返りを期待してしまいます。いいことをされた人もその方にお礼をすることによってなんとなく気持ちが薄れてしまいます。それじゃあいけないんですよね。
    見返りを求めない親切をすることにより、された人は自分も親切にしなければと思うようになるんですね。何かを悟った気がします
    拾ってくれた方、いろんな意味で本当にありがとうございました。